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2025-03-16

お花見はなぜ桜なの?

お花見はなぜ桜なの?
今ではお花見といえば桜が定番ですが、奈良時代には中国から伝わった梅の鑑賞が主流でした。

しかし、平安時代に入ると貴族の間で桜の美しさが好まれ、和歌にも桜が多く詠まれるようになります。やがて、お花見の中心も次第に桜へと移り変わっていきました。桜は満開の華やかさと、儚く散るさまが日本人の無常観や美意識に深く響き、特別な存在となっていったのです。

一方で、桜は庶民にとっても古くから身近な木でした。農民たちは桜の開花を「田の神様が訪れるしるし」と考え、種まきの時期を決める大切な目安としていました。そのため、桜は神聖な木として信仰の対象となり、次第に豊作を願って桜の下で宴を開く習慣が生まれます。
江戸時代に入ると、八代将軍・徳川吉宗が庶民のために各地に桜を植えました。こうして上野や隅田川などに今でも残る桜の名所が生まれ、誰もが気軽に花見を楽しめるようになりました。

貴族の優雅な文化として始まったお花見は、庶民の信仰や暮らしと結びつき、さらに江戸時代の政策によって広まることで、日本全土に定着しました。こうして、お花見といえば桜という文化が今に至るまで受け継がれているのです。


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