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2025-03-23

桜餅 関東vs関西

桜餅 関東vs関西
桜餅と聞いて、皆さんはどのような桜餅を思い浮かべるでしょうか。実は、地域によってその姿に違いがあるのをご存じですか? 桜餅は、大きく分けて関東風と関西風の2種類があります。

関東風の桜餅は、小麦粉を水で溶き、銅板の上で薄く焼いた生地で餡を包んだもの。一方、関西風は、蒸したもち米を干して砕いた道明寺粉を使った餅で餡を包みます。どちらも仕上げに塩漬けの桜葉で包む点は共通していますが、食感や風味に違いがあるのが特徴です。

桜餅の発祥は、隅田川近くの長命寺の門番によるものとされています。散りゆく桜を惜しみ、「せめて葉だけでも」と塩漬けにし、その葉で餅を包んで茶屋で売り出したのが始まりだとか。この発想が関西にも伝わり、平安時代から親しまれていた道明寺粉の餅や団子と結びつき、関西風の桜餅が誕生しました。

近年では、関東・関西の垣根が薄れ、全国的に道明寺粉を使った桜餅を見かける機会が増えています。じわじわと全国制覇へと歩みを進める道明寺派の桜餅ですが、皆さんはどちらの桜餅がお好みですか?


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